
悔しさを原動力に
『悔しさを原動力に』
~66番 波夛野祐斗(3年)~
今回、せいこうブログを担当させていただきます、3年の波夛野祐斗です。
私が聖光高校に入学して最初に感じたことは、チーム全体の技術力の高さです。高校入学前から練習に参加し、初めてチームメイトと顔を合わせましたが、練習が始まると全員の基礎技術「止める・蹴る」といったプレーの精度の高さに圧倒され、「自分はこのチームでやっていけるのだろうか」と不安に思ったことを今でも覚えています。
やがてU-16 NOVAリーグが始まり、聖光高校での初めての公式戦の開幕戦にスタメンとして出場することができました。しかし、試合ではセンターバックでありながらコーチングをせず、仲間やベンチからも指摘を受けました。結果として前半で交代を告げられ、その時はとても悔しく、涙を流しました。なぜ声を出せなかったのか、なぜ簡単に抜かれてしまったのか、マークが甘くヘディングを許してしまったのか、全く通用しない自分の現状を痛感し、課題が一気に突きつけられた瞬間でした。
それ以降は、その課題を克服するために日々の練習に真剣に取り組みました。チームは上位リーグに進出しましたが、入れ替え戦で敗れてしまい、個人的にも開幕戦の前半以降は出場機会を得られませんでした。同級生がユースリーグで活躍する中、自分は試合に中々出られず、諦めかけた時期もありました。しかし、仲間が自主練習や朝練に励む姿を見て、「自分はまだ努力をしていないのに諦めてよいのか」と思い直し、少しずつ自主練や朝練に参加するようになりました。その成果もあって徐々にユースリーグでの出場時間が増え、短い時間ながらも自分の力を発揮し、アピールすることができるようになりました。
2年次には、2部リーグの試合で初めてフル出場を経験しました。練習を積み重ねてきた成果を実感でき、大きな喜びがありましたが、同時に新たな課題も見つかりました。特に「体の向き」に関する技術不足を強く感じ、その克服に意識を集中して取り組みました。その結果、少しずつ改善が見られ、2年の3月頃からはトップチームの試合にも関わる機会をいただけるようになりました。レベルの高い相手と対戦する中で、基礎技術やフィジカル、判断力、そして何よりコーチング力の成長を実感しています。
振り返れば、開幕戦で前半交代を告げられ、涙を流したあの悔しさがあったからこそ、今の自分の成長につながっているのだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

