
大逆襲
『大逆襲』
~79番 山田浩一郎(3年)~
今回ブログを担当させて頂く山田浩一郎です。私が最後ということもあり、今までチームメイトが書いたブログを見ると、普段言い合えないような熱い思いをたくさん書いてくれていました。チームメイトの感じていることや、この選手権にかける思いを知ることでより一層チーム力は高まったと感じています。まずはこの機会を下さった原田先生ありがとうございます。
私は12年間サッカーを続けてきました。今までのサッカー人生を振り返った時、正直楽しい思い出ばかりではなく、負けて悔しかったり、練習や試合でミスをして辛い思いをしたりとマイナスな面が多く思い浮かべます。私はそんなことがあってもサッカーを辞めたいとか、嫌いだなんて思ったことは一度もありません。なぜならサッカーが大好きだからです。
私は中学生のカテゴリーにステップアップすると同時に周りとの差を大きく感じました。周りがあたりまえにできていることが自分にはできず、練習についていくことがやっとでした。練習の中でミスをすることに怯え、ただ練習をこなしているだけ、そんな日々を過ごしていました。毎週行われる走りの練習がとても憂鬱でした。しかし、そんな自分を変えてくれたのはチームメイトです。どんなに辛い練習でも励ましてくれたり、仲間の頑張っている姿をみて、「自分はなんで弱音ばかり吐いているんだろう」と思えるようになりました。その日から毎日の練習にも目的や目標を持って取り組めるようになりました。私は、辛くしんどい練習を仲間たちと乗り越えられる楽しさを中学生時代に学ぶことができました。
高校では、全国大会に出場したいという思いを胸に聖光高校を選びました。他にも選択肢があった中で、聖光の練習や試合の雰囲気・質を見た中で、自分もこんなサッカーをしたいという思いがありました。中学生時代とは違い、フィジカル面や足元の技術・声掛けの質など多くの場面で大きな差を感じました。自分は正直「聖光に入ればベスト4まではいけるだろう」という大きな勘違いをしていました。先輩方は自分たちより遥かに個々の能力が高いのにも関わらず、練習後の自主練や、一つ一つのプレーに対して意識が高く、雰囲気が自分たちとは違いました。先輩方が全力でプレーして、全国に届かなかったのに、力が劣っている自分たちが先輩たちよりも質の低い練習をしていて大丈夫なのだろうかと焦りを感じました。その中でルーキーリーグやユースリーグなどで多くの試合経験をさせていただきました。私はFWとして得点にこだわりチームの勝利に貢献できるように徹底しました。そのなかでなかなか点が入らない時期があったり、勝てない時期が続いたりと辛い時期を多く経験しました。勝つためにチームメイトと時にはきつい口調で指摘しあったりすることもありました。私は一年生の選手権予選から全ての大会でメンバーに入れていただくことができました。一つ一つの大会で最善のプレーをし優勝を目指しましたが、いまだにその夢を叶えられていません。私たちの代になると、思うような結果が残せず不甲斐ない気持ちでいっぱいです。しかし、インターハイ予選の敗北からチームとして危機感を感じ、嫌なことから逃げるのではなく、走りのメニュー「四角ダッシュ」を毎週したり、積極的にきついメニューを乗り越えてきました。自分自身も練習以外でジムに行き、フィジカルを強化しました。今の自分たちは確実にインターハイ予選の自分たちより強くなっています。そして迎える選手権。どのチームよりも、そして誰よりもこの選手権にかける思いは強いです。
そして、サッカーがしんどくても続けられたのは、負けても・ミスして辛くても一つの勝利のために日々努力し、勝利した時に味わえる何物にも変えられない最高の瞬間を仲間と分かち合えるからです。そんなサッカーを続けられるのも気づけば後少し。この先の人生でサッカーのように一つのことに必死になって努力し、勝利を掴んだ達成感を味わえることはもう二度とないと思います。今までやってきたことは、必ず自分たちの力になってきていると思います。自分たちは一度敗北を味わいました。あの悔しさを胸に選手権では最後の笛が鳴るまでこの仲間たちと全力でプレーし、大逆襲したいと思います。
最後になりますが、ここまでサッカーを続けられたのは保護者や、小中高のコーチ陣、そして友人がいたからです。たくさんの人たちに支えられサッカーを続けることができました。結果で恩返しができるようにがんばりますので最後まで熱いご声援をよろしくお願いします。

