起死回生レボリューション☆

せいこうブログ

2026/10/14 19:00

フォロー

3年 稲葉太一(周陽中)

今回ブログを担当させていただく稲葉太一です。
私は小学2年生からサッカーを始め、約10年間、サッカーを通してたくさんの経験をしてきました。楽しかったことだけでなく、悔しかったことや苦しかったことも数え切れないほどあります。今回は、その中でも高校生活で経験したことについて書きたいと思います。
私が聖光高校への入学を決めるとき、同い年にばけもんみたいな同じポジションのフォワードがいると聞き、正直びびっていました。他の高校への入学も考えましたが、ここで逃げてしまって本当にいいのだろうかと思いました。そして、私は正解を選びにいくのではなく、自らの力で正解にするという強い決意を持って、聖光高校に入学しました。

入学したばかりの頃、私は1年生の中でも、実力の面で周りに大きく差をつけられていました。試合形式の練習では、ボールを持ってもすぐに奪われてしまう。思うようなプレーができず、サッカーを楽しむことさえできませんでした。周りと自分を比べては、自分自身が嫌になることも多く、何度もサッカーをやめたいと思いました。悔しさから涙を流した日もありました。
それでも、このままでは終われないと思い、私は早朝から自主練習を始めました。ただ練習量を増やすだけではなく、前日の自分のプレーを振り返り、何ができなかったのか、改善をするうえで最善の練習を考えました。分からないことがあれば先生に質問し、自分が成長するために何が必要なのかを追い求めながら、毎日努力を重ねました。

そして1年生のとき、初めてユースリーグのスタメンとして出場する機会をいただきました。その試合で、私は朝練習で何度も繰り返してきたシュートを実際の試合で体現し、高校での初ゴールを決めることができました。
その瞬間、今まで苦労してきたことは決して無駄ではなかったのだと実感しました。すぐに結果が出なくても、努力を積み重ねることには意味がある。その経験が、私に努力することの大切さを教えてくれました。
そこから少しずつカテゴリーを上げ、ルーキーリーグなどでもスタメンとして出場し、ユースリーグでも得点を重ねることができました。入学したばかりの頃には想像もできなかった自分の姿に、少しずつ近づいていると感じていました。
しかし、自分たちが最上級生となり、トップチームでも試合に出場していた頃、突然、大きな壁にぶつかりました。右膝の内側側副靱帯を複数断裂する大怪我を負い、約2か月間、プレーすることができなくなりました。大きな大会である新人戦にも出場できず、これまで積み重ねてきたものを発揮する機会を失ったことが、本当に悔しかったです。
復帰してからも、思うようなプレーはできませんでした。以前の自分との違いに苦しみ、下のカテゴリーからの再スタートとなったことで、次第に気持ちも切れていきました。練習で全力を出すことから逃げ、時には自分でも情けないと思うようなプレーをしてしまうこともありました。

そんなある日、練習後に先生から呼ばれ、こう言われました。
「このまま自分の実力を出し切らずに、サッカー人生を終わらせるのか」
その言葉は、私の心に深く突き刺さりました。
怪我をしたことや、思うようなプレーができないことを理由に、自分自身から逃げていたのかもしれません。本当はもっとできるはずなのに、自分で自分の可能性を諦めようとしていたのだと思います。
そこで私は、まず自分が置かれた場所で、一生懸命に取り組むことを決めました。
そのとき私に任されたのは、降格寸前の3部リーグでした。そこで私はストライカーとして2ゴールを決め、チームを救うことができました。
この経験を通して、どのカテゴリーにいるか、どのような立場にいるかよりも、今の自分に何ができるのかを考え、目の前のことに全力で取り組むことが大切なのだと学びました。それからは気持ちを入れ替え、サッカーだけでなく、学校生活などの日常の中でも、自分にできることを考えて行動するようになりました。
ここまで高校でサッカーを続けてきて、私はサッカーの実力だけでなく、人としても大きく成長できたと感じています。

そして、今の自分があるのは、決して自分一人の力ではありません。
どれだけひどいプレーをしても私を見捨てず、何度でも向き合い、指導してくださった先生方。
毎朝、私が練習に行くために、私よりも早く起きて愛情のこもったお弁当を作ってくれた母。私が挫折し、落ち込んでいるときも、いつもそばにいて、前向きな言葉をかけ続けてくれました。自分自身が苦しいときでさえ、私のことを支えてくれる母の存在が、どれだけ大きかったか、今になって改めて感じています。
そして、小学生の頃から私のサッカーを見守り続け、誰よりも私のプレーを理解し、いつも自信と勇気を与えてくれた父。うまくいかないときも、私の可能性を信じてくれる存在があったからこそ、私は何度でも前を向くことができました。
共に登下校を過ごし、くだらないことで笑い合い、私がメンバーに入れず落ち込んでいるときには、前向きな言葉をかけてくれた友人たち。
ほかにも、私を支えてくれた人はたくさんいます。

今まで当たり前のように過ごしてきた毎日の中には、決して当たり前ではない支えがたくさんありました。私が努力を続けられたことも、挫折から立ち直ることができたことも、今こうしてサッカーを続けられていることも、周りの人たちの支えがあったからです。
本当に感謝しています。今まで何度も心配をかけ、迷惑をかけてきたと思います。それでも変わらず応援し続けてくれて、本当にありがとうございます。

言葉だけで感謝を伝えるのではなく、これからの自分の姿で、少しずつ恩返しをしていきたいと思っています。
そして、いよいよ選手権が始まります。
私の目標は、メンバーとして全国大会に出場することです。しかし、それは私一人の目標ではありません。ここまで共に努力してきた大好きな仲間や、メンバーに選ばれなかった仲間の思いも背負って戦わなければならないと考えています。

どのような立場に置かれたとしても、チームに貢献できることを最優先に考え、最後まで自分にできることを全力でやり切ります。そして、今まで私を支えてくれた人たちに、成長した姿を見せたいと思います。
振り返れば、聖光高校への入学を決めたとき、私は自分の選択が正しかったのか分かりませんでした。何度も挫折し、逃げ出したくなることもありました。それでも、先生方や家族、仲間に支えられながら、ここまでサッカーを続けてくることができました。
今は、聖光高校を選んで本当によかったと思っています。
あのとき、自分を信じてこの道を選んだこと。そして、何度も諦めそうになりながらも、ここまで続けてきたこと。その選択を正解にできるかどうかは、これからの自分次第だと思います。

だからこそ、最後まで諦めず、これまでの悔しさも苦しさも、そして支えてくれた人たちへの感謝も、すべて力に変えて戦います。
そして最後に、胸を張って「聖光高校を選んでよかった」と言えるように。
今まで支えてくださったすべての方々への感謝を胸に、選手権を全力で戦い抜きます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。周陽魂🔥

ページを報告する

コピーしました

コピーしました