笑って終わる

せいこうブログ

2026/09/25 16:45

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3年 彌益大翔(太華中)

私がサッカーを始めたきっかけは、小学一年生の頃、父と兄の影響からでした。最初は「ただ一緒にできたらいいな」ぐらいの気持ちで始めたサッカーでした。そこから中学までサッカーを続け、高校では続けるか迷っていました。そんな時に山本先生から聖光に誘っていただき、聖光でサッカーをすることを決めました。

聖光は県内でも強豪で、最初から自分が通用するとは思っていませんでした。しかし、実際は想像以上に実力差を感じ、一年生の頃には公式戦にはほとんど出場できませんでした。試合に出た時には、チームメイトや先生方から厳しい言葉を言われることもありました。サッカーを始めてから初めて、サッカーを楽しめなくなる時期もありました。

しかし、自分が三年生の冬、選手権の時のことを想像した時、このままではピッチに自分は立っていなくて、チームメイトが頑張っている姿をただ見ているだけの自分が思い浮かびました。それでは嫌だと思い、チームの勝敗を自分の力で変えられる選手になりたいと自分を奮い立たせ、日々の練習に取り組みました。

今思うと、自分の高校サッカーの大きな分岐点は、二年生頃の三部リーグでの経験だと思います。聖光は県の一、二、三部リーグに属しており、自分はその中の一番下のカテゴリーである三部リーグに出場していました。一番下ではありましたが、自分からすると公式戦に出られるだけで嬉しく、毎試合、慣れることなく緊張しながら試合会場に向かっていたのを覚えています。

そこで坂田先生の指導を受けられたことが、今の自分にすごく生きていると思います。自分でも分かっているような弱さにはアドバイスを、自分では考えたことのないようなことには新しい考え方を教えてもらいました。自分の考えていたことと先生の考えが合わず、言い合ったこともありましたが、それも自分にとって大きな経験になりました。

そんな三部リーグで約一年間指導してもらい、自分自身、サッカーの実力はもちろん、人間性も成長したと感じています。その経験が生かされ、入学当初はリーグ戦などの公式戦にも出られていなかった自分が、三年生になってからは新人戦やインターハイなどにも出場することができるようになりました。

そして、ここまで成長し、サッカーを続けてこられたのは自分の力だけではありませんでした。毎試合、朝が早くてもご飯の準備をしてくれたり、落ち込んだ時には話も聞いてくれた家族の支えや、指導者の方々の熱い指導。中でも、部活終わりのたわいもない帰り道や、勝った時には一緒に喜び合い、落ち込んだ時には励まし合った友達の存在が大きかったです。

この高校サッカーを通して、サッカーへの考えも大きく変わりました。ただ試合に勝ったから嬉しい、だけではなく、これまでの楽しいだけではない苦しい時期も仲間と一緒に乗り越えてきた先にある勝利だからこそ、意味があるのだと知りました。

そんな長いようで短かった高校サッカーも、この冬で終わってしまいます。一年生の頃からこの時を想像して努力を積み重ねてきました。これまでのサッカー人生の集大成である選手権の舞台で、自分が活躍できるように、チームが勝利できるように、今まで支えてくださった人たちのためにも、最後は笑って終われるように、残り少ないこの時間を後悔のないように過ごしたいと思っています。

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